はじめに
リベラルアーツ(Liberal Arts)とは、 人間として自由に、そして多面的に生きるための基礎的な教養や学問領域のことを指す用語である。
語源は、ラテン語の「artes liberales(自由人の技)」で、古代ギリシャ・ローマ時代には、自由市民が身につけるべき知識と技能とされていた。
主な特徴
- 幅広い分野を横断的に学ぶ
- 文学、哲学、歴史、数学、自然科学、社会科学、芸術など、専門に偏らず多角的に学ぶ
- 思考力・表現力・判断力を育てる
- 知識を詰め込むだけではなくて、考える力・伝える力・問いを立てる力を重視する
- 人間・社会・自然への理解を深める
- 世界を多面的に捉え、複雑な問題に柔軟に向き合う力を育てるのが目的である
現代におけるリベラルアーツの意義
現代では、変化の激しい社会の中で「正解のない問い」に向き合う力が求められている。 そんな時代に、リベラルアーツは専門性と教養のバランスをとる“知の土台”として注目されている。
つまり、リベラルアーツは自由に生きるための知の翼のようなものと言えよう。