はじめに
写真撮影を趣味にする人は、ここ数年でぐんぐん増えているらしい。その理由は、スマートフォンのカメラ性能がものすごく進化して、一眼レフに迫る画質で撮れるようになったからであるという。つまり、特別な機材がなくても始めやすくなったことが主たる理由であるとされる。
しかもInstagramやX(旧Twitter)、Pinterestなどで写真をシェアする文化が広がっており、「撮って見せたい!」って思う人が増えたのも大きな理由である。確かに、 「いいね!」がモチベーションになることは私でも理解できる。
数年前のコロナ禍で、おうち時間や近所の散歩の中で、身近な風景の美しさに気づいた人が増えたことも要因として挙げられている。 つまり、写真は“今ここ”を楽しむ手段として、再注目されている。
さらに、YouTubeやオンライン講座、SNSでの情報共有が進んで、独学でも上達しやすい環境が整ってるのも追い風になっているという。 「趣味から副業に」って人もいるくらいである。
つまり、写真は「始めやすくて、深めがいがある」趣味として、今も人気上昇中である!
このように写真を趣味にする人は全体として増加中で、特に「もっと本格的に撮りたい!」という人が、スマホからステップアップしてミラーレスや一眼レフに挑戦する流れは続いている。
今日、デジタルカメラの性能が飛躍的にしている。なかでもミラーレス一眼レフは、軽くてコンパクトなのに、画質や機能は素晴らしい。特にソニー、キヤノン、ニコンなどが高性能モデルを出していて、プロやハイアマチュアもミラーレスに移行している。私もその一人である。
旅行や街歩きでの撮影では、軽さと取り回しの良さが重要視されるようになってきた。 その点で、ミラーレス一眼レフが選ばれやすくなっている。本格的な撮影を楽しむ人は、今も高性能な機材を求めている。かつて、パソコンが世の中に進出してきた時期に、高価なマッキントッシュやマックのハイエンドモデルを買い求めたように(この例えがすぐに分かる人はきっと私と同世代であろう)。
もし「これから本格的に始めたい!」って思っているなら、ミラーレスが選択肢になり、モデルは撮りたいスタイルに合わせて選ぶのがコツである。どんな写真を撮ってみたいですか?それに合わせておすすめの機材も紹介したいものだ。長く人生をやっていると失敗と成功の経験だけはしっかりと蓄積されていくものである。それが今の私の知恵となり、無駄な失敗の数は少なくなったと思う。
本ブログでは、そんな素人に毛が生えたような私が趣味にしている写真撮影に関わる記事を書いてみた。素人でなければ分からない視点から写真撮影技術などについて記したつもりなので、これから写真撮影を趣味にしようと考えているシニアにはきっと役に立つはずであると自負している。
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車旅を楽しくさせるドライブウェイからの眺望、撮影スポット21選
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【お勧めの史跡探訪】松下村塾 ~ 吉田松陰と幕末の志士たち
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日本の急峻な渓谷と清流がもたらす渓谷美、お勧め撮影スポット6選
昔々、猿が飛び越えたことから「猿飛」と命名されたとの由来がある渓谷・猿飛峡と猿飛千壺峡をはじめ、日本有数の渓谷美を紹介する。

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平家の落人伝説が残る平家の隠れ里(秘境)を訪ねる、歴史ロマンの旅
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【絶景とスリルが共存する展望台】余部鉄橋「空の駅」展望台
余部鉄橋【あまるべてっきょう】「空の駅」は、兵庫県香美町香住区余部に位置する鉄橋展望台のことである。地上からの高さは41 mもあるので私には十分な恐怖感を与える。通常、専用のエレベーター施設(余部クリスタルタワー)を利用するが、徒歩でも行ける。

森林浴をしよう!】神戸市立森林植物園【兵庫県】
神戸市立森林植物園は、神戸市内からもすぐに行ける六甲山にある。神戸市立森林植物園では多種多様な植物がゾーンに分かれて植栽されており四季を通じて散策を楽しめる。近場で森林浴をするのにぴったりな場所である。

世界的有名な観光地によく似た日本の観光地、イチオシ撮影スポット5選
世界的に有名な観光地に似た場所が日本にも存在するようで、いつしかそこも観光地になっている。そんな観光地のいくつかを私が撮影した写真で紹介したい。


石灰岩が造るカルスト地形と鍾乳洞を撮影する!観光スポット6選
カルスト地形は、石灰岩などの水に溶解しやすい岩石で構成された大地が雨水や地下水などによって侵食されてできた地形である。そのため場所ごとにユニークな景色をみせてくれる。それが楽しい。
鍾乳洞の中はまさに奇岩・奇石の宝庫である。どの鍾乳洞にも特徴的な「造形物」が存在し、もっともらしい名前が付けられていて楽しい。地下の美術館と呼びたい。

【お勧めの磨崖仏】熊野磨崖仏、臼杵磨崖仏と奇絶峡磨崖仏
磨崖仏【まがいぶつ】は、石仏の一種で、自然の岩壁、露岩や転石に造立された仏像のことである。何故、その場所にこれほどに見事な仏像が彫られたのか謎が多いのも磨崖仏の魅力となっている。

【後世に残したい日本らしい風景】棚田・水車・合掌集落の田園風景
私のような昭和生まれ世代には当たり前の風景が知らないうちに姿を消している。日本らしい風景はそれだけで観光スポットとなっているが、それは希少価値というものであって、哀しい思いがある。

【写真撮影のマジック】高所恐怖のベタ踏み坂(江島大橋)
島根県松江市の江島から鳥取県境港市方面に向かうには、通称「ベタ踏み坂」と呼ばれる江島大橋を渡らなければならない。写真でこの橋のことを知ったときには私はココには行くまいと決意したものだ。しかし、妻に誘われて・・・

【森林限界を越えた植物】高山植物に六甲高山植物園で会おう
通常、高山植物を観るには高山、それも「お花畑」のある山に登らなければならない。しかし、六甲高山植物園に行けば登山をせずに高山植物を観ることができる。体力が衰えて登山ができない身にとっては有難い植物園である。

彼岸花/曼殊沙華が似合う佛隆寺、葛城古道と飛鳥/明日香の田園風景
秋の風物詩とも言えるヒガンバナ(彼岸花/曼珠沙華)が咲き誇る風景写真を撮影して来た。撮影日は2022年9月21日である。

高原のそよ風になびくススキの穂、ススキ群生地の観光名所6選
ススキの穂は、実に魅力的な被写体であることに今頃になって気付いた。陽光の当たり具合で表情を変える。また風に吹かれて踊る。