聴覚系脳を鍛える

聴覚系脳とは、耳で聞いた言葉や音を脳に集積させるために働く役割を司っている[1]。聴覚系脳は、音や言葉の情報を処理し、特に言語系情報は左脳、非言語系情報は右脳が担当すると言われている[2]。

聴覚系脳を鍛えるには、遠くにいる人の声を耳を澄ませて聞いてトレーニングすると良いとされる。具体的にはカフェなどで遠くのテーブルにいる人達の会話を「耳を澄ませて聞く」とトレーニングになるという[2]。しかしながら、私は一人でカフェに行く習慣はないし、見知らぬ他人の会話には全く興味がないので推奨されるトレーニング法は私にはハードルが高い。

ラジオを聴くこともトレーニングになるらしい[2]。ラジオで他人の声を聞いている間、人は流れてくる音声に対して右脳をフル回転させているらしい。映像がない不自由な状態であるから右脳を十分に働かせないと理解ができないからである[2]。

最近はラジオを聴く機会が全くないが、こちらのトレーニングの方が私には向いているかも知れない。音を聞き分けて理解することが聴覚系脳のトレーニングになるなら、CDなどのオーディオを用いた英会話の学習もトレーニングになるはずである。

最近始めたバードウォッチングで、野鳥の鳴き声を聞き、野鳥の種類を推測するというのは聴覚系脳のトレーニングにならないだろうか? あるいは、音楽鑑賞はどうであろうか? 楽器を奏でるのも良いかも知れない。

いずれにせよ聴覚系脳を鍛えるためには、耳に入ってくる音に敏感になる必要がありそうだ。都会で住むと騒音と雑音が多いので、知らず知らずのうちに勝手にノイズカットしていて音に鈍感になっている。これでは聴覚系脳を退化させてしまうということかも知れない。私も積極的に聴覚系脳を鍛えるためのアクションをとろうと思う。

【参考資料】
1加藤俊徳著、「一生頭がよくなり続ける・すごい脳の使い方」(2022年11月10日発行)サンマーク出版
2加藤俊徳著、「努力なし!70歳から脳が成長するすごいライフスタイル」(2023年4月6日発行)かや書房

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