はじめに
SEOとは、”Search Engine Optimization”の略称で、「検索エンジン最適化」と和訳されることが多い。ブログ記事を検索上位に表示させるためには、SEOを中心にした戦略と戦術が重要である。
現在の日本において検索エンジンの主流はGoogleである。この検索エンジンを対象にして、自分のサイトコンテンツを検索エンジンであるGoogleに対して正しく伝えることで検索上位に表示される最適なコンテンツであると認識してもらえる。
実際に検索しているユーザーに見てもらえるように改善することによって、検索エンジンによる検索の結果が上位に表示されるようコンテンツを最適化をすることをSEO対策という。つまり、SEO対策とはGoogleを使用して検索したときに上位に表示されることを目的とした施策全般のことを指す用語である。
本稿では、ブログ記事を検索上位に表示させるための戦略と戦術の具体的な方法をまとめみた。これらの戦略と戦術を組み合わせて実行することで、ブログ記事の検索順位を向上させることができると期待したい。
検索上位に表示されるブログ記事の特徴
検索上位に表示されるブログ記事とは、次のような特徴を持つ記事であるという。
- ユーザーの検索意図を満たしている
- Googleに伝わりやすい内容になっている
- 専門性や権威性が高く、信頼できる情報を基に記述している
Google検索エンジンによる認知
Googleは、常に検索エンジンのアルゴリズムの改善をやっているという。そして、Googleは次のようなブログを「品質が良い」サイトと評価しているようだ。
品質に関するガイドライン |
・ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する ・ユーザーをだますようなことをしない ・検索エンジンでの掲載位置を上げるために不正行為をしない ・ウェブサイトに独自性があり、価値や魅力がある ・同分野の他サイトとの差別化ができている |
つまり、Google検索エンジンに認めてもらうことは、ユーザーにとって役に立つコンテンツを提供することと同義であると理解したい。
Google検索エンジンの仕組み
Google検索エンジンでは、大きく分けて次の3つのことが行われているようだ。
- クロール(クローリング)
- インデックス
- ランキング
1. クロール(クローリング)
クロール(クローリング)とは、Googleが開発した自動循環ロボットのクローラー「Googlebot」が、インターネット上をかけまわり、Webサイトを発見したり、何度もアクセスしたりてサイトの情報を解析することである。クローラーにはいろいろ種類があるという。例えば:
- 画像検索:Googlebot-Image
- モバイル検索:Googlebot-Mobile
2. インデックス
インデックスは、クローラーが発見・解析した情報を、検索エンジンのデータベースにカテゴリー分けして登録していく。
つまり、インデックス化された情報が検索エンジンのデータベースに登録されないと検索結果として表示されないので、このプロセスは非常に重要である。
3. ランキング
最後にランキングであるが、ここで検索エンジンが大活躍する。つまり、ユーザーが検索した際に、データベースにある情報を、検索キーワードと関連性の高いものから順に並べて表示させていく。
このランキングで自分の書いたブログ記事を上位にあげるための手段として、SEOが存在すると言って良い。
検索上位に表示させるための戦略
例えば、旅行記事を検索上位に表示させるための戦略には、下記のようなものがある。
- ユーザーの検索意図を満たすコンテンツを作成
- 旅行先の魅力や特徴を具体的に伝える
- 一次情報や信頼できる情報源を活用
- 視覚的に魅力的な画像や動画を挿入
- タイトルや見出しにキーワードを適切に入れる
- 構造化データや内部リンクを利用する
- 他のサイトからの被リンクを集める
これらはすべて検索エンジンの評価基準やユーザーのニーズに合わせて記事を最適化することを目的としている。
ユーザーの検索意図を満たすコンテンツを作成
キーワードリサーチを行い、ユーザーがよく検索するキーワードやフレーズを把握する。ターゲットや、具体的なユーザー像であるペルソナを明確にし、彼らが求めるニーズや課題の解決策を考えてみよう。
戦略としては、求められるニーズや課題の解決策を記事にし、そのコンテンツの質を向上をまずは目指すべきである。
- 読者の満足度を意識
- キーワードを自然に盛り込みながら、読者が求める情報をわかりやすく提供することが重要
- 見出し構成の最適化
- H1、H2、H3などの見出しにターゲットキーワードを含め、検索エンジンと読者に内容を明確に伝える
E-A-T(専門性、権威性、信頼性)の強化
Google は、ユーザーの利便性を第一に考えている。その目的のために、検索エンジンが記事をサーチしている。だから、キーワードを極端に詰め込んだだけで内容の薄いコンテンツや、文字数を稼ぐために不要なテキストが多いコンテンツは、Googleの評価基準を満たさないということになる。
Googleがコンテンツを評価する基準として非常に重要視している三本柱は、通常「E-A-T」と呼ばれている。つまり:
E(Expertise)=専門性
コンテンツが何かに特化している/コンテンツ制作者がそのテーマに関して精通している
A(Authoritativeness)=権威性
専門性のあるコンテンツ制作者から発信しているかどうか
(例:政府、医療機関、専門会社、プロなど)
T(Trustworthiness)=信頼性
コンテンツの内容に信ぴょう性があるかどうか/コンテンツの制作者は信頼できる人物であるかどうか
Googleは、「E-A-T」を満たしているコンテンツについてはユーザーにとっても有益なコンテンツだと判断し、高品質なコンテンツだと評価するようである。
したがって、できるだけ具体的なエピソードやデータを含めることで、読者の信頼を得ることができる。自分の実体験や専門知識を盛り込んだ記事を作成し、信頼性の高い情報源を引用することで、Googleの評価を向上させよう。
検索エンジンに評価される記事、つまりを「ユーザーのタメになる記事」とはどのような記事であろうか?
おそらく次のような3つのポイントが重要となるはずである。
1. オリジナルコンテンツ
独自調査の結果(アンケート・実験など)や、自分の考えなど、自分の記事にしかないオリジナルの情報を積極的に記事に入れるべきである。どこにもない情報が盛り込まれた記事は、価値が高くなる。
2. わかりやすい構成・説明
他のサイトよりわかりやすい記事になれば、ユーザーにとって役立つコンテンツとなる。他の人が書いている記事であっても、上手に引用したり、文章の構成や説明をわかりやすく変えられる。
3. 信憑性のある情報を発信
常に完全なオリジナルの情報を提供することは難しいことである。そのため他者の記事をヒントにすることもある。その場合には信頼できる情報を発信することが重要となる。嘘であったり根拠のない情報は、検索ユーザーが必要な情報と間違って受け取ってしまう危険性がある。
旅行先の魅力や特徴を具体的に伝える
競合分析を行い、他の旅行記事との差別化ポイントを見つける。その上で、旅行先の魅力や特徴を具体的に伝えるブログ記事を書くには、読者がその場所を「体験する」ように感じられる構成と表現が重要である。
1. 具体的なディテールを盛り込む
- 景色や街並み、自然の美しさを具体的に描写する
- 例えば、青々と広がる田園風景や夕日に染まる海岸線など、読者がその場にいるかのごとく想像できるような文章を書く
- その観光地特有の雰囲気を表現すると、よりリアルなイメージが伝わる
2. 個人的な体験を共有する
- 自分が実際に訪れたときのエピソードを交えると、読者に親近感を与える
- 例えば、地元の人が教えてくれた隠れた絶景スポットや思わず笑顔になるような心温まる出会いなどを記述する
- その旅先で感じた喜びや感動を伝えることで、読者にも行ってみたいという気持ちを喚起させる
3. 写真やビジュアルを活用する
- 記事に写真を添付すると、視覚的に魅力を伝えやすくなる
- 風景写真、地元料理の写真、伝統文化の瞬間を切り取った写真など、多様な視点で撮影したものを使用する
4. 地元の特徴や文化を掘り下げる
- 観光地の歴史や伝統、文化的な背景を簡潔に紹介する
- 例えば、「この神社は〇〇年前に建てられた」や「この祭りは地元の人々の生活の一部となっている」などと紹介する
- 地元ならではの料理や名産品、特産物も取り上げると、旅行の楽しみがイメージしやすくなる
5. 実用的な情報を添える
- アクセス方法やベストシーズン、観光の所要時間、周辺のおすすめスポットなどを具体的に記載する
- 例えば、「最寄り駅から徒歩10分」や「春の桜が見頃の時期が特におすすめ」といった情報は読者の旅プランの参考になる
6. ストーリーを作る
- 記事全体を通じて、流れのあるストーリーを構築する
- 到着から探索、そして旅の締めくくりまで、読者が一緒に旅をするかのような展開を心がけると、記事がより引き込まれるものになる
7. 読者の興味を引くタイトルと構成
- 記事のタイトルは魅力的でわかりやすいものにする
- 例えば、「知られざる〇〇温泉の魅力」や「一度は訪れるべき絶景スポット10選」などのようなタイトルにする
- 記事内でセクションを分けて、見出しを付けると読みやすくなる
これらを意識して書くことで、単なる情報提供ではなく、読者にとっても記憶に残る「体験」となるような記事が完成する。
一次情報や信頼できる情報源を活用
例えば、旅行に関するブログ記事で一次情報や信頼できる情報源を活用することは、記事の信頼性を高め、読者の関心を引きつける上で重要である。
一次情報を活用する方法
- 現地での直接取材
- 実際に訪れた旅行先で体験したことや見聞きした情報を記録する。これが最も信頼性の高い一次情報となる
- 写真や動画を撮影し、その土地の文化や雰囲気を視覚的に伝える
- インタビューを実施
- 地元の人々や専門家に話を聞いて、その場所についての詳細な情報を得る
- 宿泊施設のオーナーや観光ガイドへのインタビューなど
- 公式情報を参照
- 地元自治体の観光部門や公式ウェブサイトから得られる情報は、正確で信頼性が高い
- イベントや施設の公式発表を確認し、引用する
信頼できる情報源を活用する方法
- 権威ある出版物
- 専門書や学術的な記事などを引用することで、内容の正確性を保証する
- 例えば、地理学や歴史に関する書籍など
- 信頼性のあるウェブサイト
- 公式ウェブサイトや著名なニュースメディア(例えば、地元新聞や観光庁のサイト)を情報源として活用する
- 注意点:確認した情報が最新であるかを必ずチェックする
- 統計データの利用
- 旅行先の観光客数や気候データなど、具体的な数字を示すことで、読者に説得力のある記事を提供できる
- 例えば、各国の観光局が公開するデータなど
活用する際の注意点
- 情報源を明確に記載
- 引用や参照した情報は、出典を明確に示す
- これにより、記事の信頼性がさらに向上する
- 例えば、「○○観光協会によると…」や「公式ウェブサイトで確認した情報によると…」など
- 一次情報と二次情報を区別
- 自分で体験した情報(一次情報)と、他者から得た情報(二次情報)をしっかり区別して記述する
- 情報の正確性を確認
- 複数の情報源からの確認を行い、誤りや偏りを避けることが重要である
読者を惹きつけるためのアプローチ
- 具体的で詳細な描写
- 体験したことをリアルに伝えることで、読者が共感しやすくなる
- 旅行先の魅力や特徴を具体的に伝える
- 例えば、歴史や文化、名所やグルメ、体験やイベントなど
- 信頼できるデータの提示
- 説得力のある数字や統計を使うと、内容の裏付けが正確になる
- 引用や出典の表示
- 情報の信頼性を示すことで、読者が安心して内容を受け入れられるようになる
これらの方法を活用すれば、質の高いブログ記事を作成し、読者の信頼を獲得することができるはずである。
視覚的に魅力的な画像や動画を挿入
ブログ記事に視覚的に魅力的な画像や動画を挿入することで、読者の興味を引き付け、内容の理解を助けることができる。
画像の挿入方法
- 高品質な画像を用意
- 鮮明でプロフェッショナルな品質の画像を使用する
- 基本的に自分で撮影した写真を使用する
- 自分で撮影した写真がない場合には、著作権フリーの画像サイト(Unsplash、 Pexels、 Pixabayなど)から入手
- WordPressで画像を挿入
- 記事内で画像を挿入したい場所にカーソルを置く
- Gutenbergエディターの場合:
「画像ブロック」を追加し、アップロード、メディアライブラリから選択、またはURLを入力して画像を挿入 - クラシックエディターの場合:
「画像を追加」ボタンをクリックして画像を選択し、記事内に挿入
- 画像のサイズと位置を調整
- WordPressエディターのツールで画像のサイズ(縮小や拡大)や配置(左揃え、中央揃えなど)を簡単に調整可能
- 代替テキストを追加
- 画像に代替テキスト(Altテキスト)を設定すると、SEOの強化やアクセシビリティの向上につながる
- WordPressでの代替テキスト設定方法
- 画像をアップロード
- WordPressのメディアライブラリに画像をアップロードする
- 代替テキストを入力
- アップロードした画像を選択すると、右側に「代替テキスト」の入力欄がある。ここに画像の内容を説明するテキストを入力する
- 適切なテキストを設定
- 短く具体的な内容を記入する。例えば:
- 不適切な例:「
画像1
」 - 適切な例:「
東京タワーと桜の風景
」
- 不適切な例:「
- 短く具体的な内容を記入する。例えば:
- 保存
- 入力後、変更を保存する
- 画像をアップロード
- 簡潔かつ具体的に説明
- 過剰な装飾をせず、画像の内容をシンプルに伝える
- 画像の目的を考慮
- 画像が記事の中で何を示しているかを基準にテキストを作成する
- キーワードを含める
- SEO対策として、関連するキーワードを自然な形で含めると効果的である
動画の挿入方法
- 動画を選択
- 基本的に自分で撮影した動画や編集したものを使用する
- YouTubeやVimeoなどのプラットフォームから動画を選ぶ
- WordPressで動画を挿入
- Gutenbergエディターの場合:
- 「動画ブロック」を追加し、アップロードまたは埋め込みコードを利用して動画を挿入する
- クラシックエディターの場合:
- 「メディアを追加」ボタンをクリックし、動画をアップロードするか、埋め込みコードを貼り付ける
- Gutenbergエディターの場合:
- 埋め込みコードを利用
- YouTubeやVimeoの動画を記事内に挿入する場合、動画ページで提供される「共有」オプションから埋め込みコードをコピーし、WordPressのHTMLブロックに貼り付ける
- 動画の設定を調整
- 動画のサイズ、再生オプション(自動再生やループ再生)を設定し、視聴しやすい配置にする
視覚的な魅力を向上させるポイント
- 統一感のあるデザイン
- 画像や動画のスタイル(色調やテーマ)を記事全体で統一することで、プロフェッショナルな印象を与える
- キャプションや説明文を追加
- 画像や動画に関連する情報やキャプションを添えると、読者にとって分かりやすくなる
- 視覚的アクセント
- 画像や動画を適切な間隔で配置し、記事の読みやすさを高める
- 過剰な挿入は避け、必要な箇所に絞ると効果的である
風景や建物、料理や人物など魅力的な画像や動画を挿入することで、記事の価値がさらに高まり、読者にとって魅力的なコンテンツとなる。また、代替テキストを適切に設定することで、アクセシビリティを向上させ、検索エンジンでの認知度を高めることができる。
タイトルや見出しにキーワードを適切に入れる
タイトルや見出しにキーワードを入れるとともに、興味を引く工夫をする。戦略として、キーワード選定は非常に重要である。
- ユーザーの検索意図を分析:
- 読者がどのような情報を求めているかを理解し、それに基づいたキーワードを選ぶ
- ロングテールキーワードの活用
- 競争率が低く、具体的なニーズに応えるキーワードを選ぶことで、検索上位を狙いやすくなる
キーワードリサーチは、SEO対策と密接に関連している。キーワードリサーチの結果を基に、ウェブサイトのコンテンツやメタデータに適切なキーワードを組み込むことで、検索エンジン上での表示順位を上げることができる。
キーワードリサーチの結果は定期的に更新する必要がある。市場や競合状況は変化しているため、常に最新のトレンドやユーザーのニーズを把握するために、定期的なキーワードリサーチが重要である。
キーワードリサーチは他のマーケティング戦略とも関連する。キーワードリサーチの結果を基にコンテンツの制作を行うことで、顧客に対する効果的なアプローチが可能となる。
そして、ロングテールキーワード戦略が必要となる。
競争率の高い一般的なキーワードではなく、具体的で検索意図が明確なロングテールキーワードを狙うことで、検索上位を獲得しやすくなる
例えば、「副業」ではなく「未経験から始める在宅副業おすすめ5選」などのようなキーワードが有効となる場合が多い。
内部リンクと外部リンクを活用する
戦略として内部リンクと外部リンクの活用は重要となる。
- 内部リンク
- 関連する記事同士をリンクすることで、ユーザーの回遊性を高め、滞在時間を延ばす
- 関連する記事同士をリンクでつなぎ、読者がサイト内を回遊しやすい構造を作ることで、滞在時間を延ばし、SEO効果を高める
- サイロ構造を構築し、テーマごとに記事を体系的に整理するのも効果的である
- 外部リンク
- 信頼性の高い情報源へのリンクを貼ることで、コンテンツの信用度を向上させる
検索上位に表示させるための戦術
旅行記事を検索上位に表示させるための戦術は、下記のようなものがある。
- キーワードリサーチでユーザーの検索意図を把握
- キーワードリサーチで関連キーワードを把握
- タイトルや見出しにキーワードを適切に入れる
- タイトルや見出しに興味を引く工夫をする
- 本文で旅行先の魅力や特徴を具体的に伝える
- 一次情報や信頼できる情報源を活用
- 視覚的に魅力的な画像や動画を挿入
- 記事の構造や順序をわかりやすくする
- ページの読み込み速度に注意
- レスポンシブデザインに注意
- 被リンク獲得のために質の高い一次情報を発信
- 被リンク獲得のために関連サイトへ営業
これらの戦術は、検索エンジンの評価基準やユーザーのニーズに合わせて記事を最適化することを目的としている。
キーワードリサーチでユーザーの検索意図を把握
キーワードリサーチを行い、ユーザーの検索意図を把握する。キーワードから逆算してターゲットを整理するとよい。
キーワードリサーチとは、ユーザーが検索エンジンで入力するキーワードやフレーズを分析し、関連する情報やトレンドを把握する作業のことを指す用語である。
キーワードリサーチを行うことで、ユーザーの検索意図を理解することができる。また、SEO対策やリスティング広告のキーワード選定といったマーケティング戦略にも活用できる。
さらには、適切なキーワードをコンテンツやタイトル、メタディスクリプションに組み込めば、検索順位の向上に繋げられる。
キーワードリサーチの方法には以下のようなステップがある。
- キーワードを発見する
- キーワードを選ぶ
- キーワードを活用する
キーワードを発見するには、自分のブログサイトやコンテンツのテーマに関連するキーワードを考え、大枠と具体的なキーワードをリストアップする。
キーワードを選ぶには、リストアップしたキーワードの中から、検索ボリュームや競合度、関連性などを考慮して、採用すべきキーワードを決めればよい。
そして、最後にキーワードを活用しなければならない。選んだキーワードをWebサイトやコンテンツに組み込み、SEO対策やマーケティング戦略に活かすわけである。
キーワードリサーチのためのツールには、例えば、GoogleキーワードプランナーやKeyword Toolなどがある。これらのツールを使えば、キーワードの検索ボリュームや関連キーワードを簡単に調べることができる。
キーワードリサーチは、Webサイトやコンテンツの基盤となる重要なプロセスである。ユーザーの検索意図を理解し、適切なキーワードを選び、活用することで、検索順位の向上や集客の増加につなげることができようになる。
キーワードリサーチで関連キーワードを把握
キーワードリサーチを行い、関連するキーワードを把握する。キーワードリサーチを行うためには、Googleキーワードプランナーやキーワードトレンドなどのツールを活用することが一般的である。これらのツールはキーワードの検索ボリュームや競合度などの情報を提供してくれる。
検索上位のキーワードとは、Googleなどの検索エンジンで多くのユーザーに検索されているキーワードのことである。検索上位のキーワードは、検索ボリュームや競合性などによって次の3つに分類されている。
- ビッグキーワード
- ミドルキーワード
- ロングテールキーワード
ビッグキーワードとは、月間検索ボリュームが1万以上あるようなメジャーなキーワードを指す。例えば、「旅行」や「ニキビ」などが該当する。ビッグキーワードは、期待できるアクセス量が多いが、対策難易度も高くなる。
一方、ミドルキーワードは、月間検索ボリュームが1,000〜1万と中程度のキーワードを指す。例えば、「頰 ニキビ」や「旅行 持ち物」などが該当する。ミドルキーワードは、アクセス量と対策難易度のバランスが取れていると言えるかも知れない。
そして、ロングテールキーワードは、月間検索ボリュームが1,000以下と少ないキーワードを指す。例えば、「頰 ニキビ 治し方」や「旅行会社 おすすめ」などが該当する。ロングテールキーワードは、アクセス量は少ないが、対策難易度は低いと言える。
ロングテールキーワードは、より具体的で少ない競合があるキーワードのことでもある。一般的なキーワードよりも長いフレーズやより具体的なキーワードを指す。競争が激しい一般的なキーワードよりも、ロングテールキーワードを活用することで、よりターゲットに合ったアプローチが可能となる。
検索上位のキーワードは、SEO対策において重要な要素となる。ターゲットや目的に合わせて、適切なキーワードを選定することが必要である。もしキーワード選定に困っている場合には、GoogleキーワードプランナーやKeywordmapなどのツールを利用すると便利である。
タイトルや見出しにキーワードを適切に入れる
タイトルや見出しにキーワードを適切に入れる。特に、ページタイトルの最適化は重要である。検索キーワードがタイトルに入っていると、ユーザーが自分に必要な情報だと判断しやすくなる。
記事と関連する検索キーワードを入れて、ページタイトルを作成すると良い。検索キーワードは、 関連キーワード取得ツールなどで調べられる。
大見出しにh1タグ、小見出しにh2タグ、次の小見出しにh3タグのように順番通りに使い、階層構造を意識する。こうすることで構成を把握しやくすくなり、記事が読みやすくなる。
このようにするだけでも、Googleの検索エンジンは記事の構成が理解しやすくなり、SEOに有効であると言われている。
タイトルや見出しに興味を引く工夫をする
タイトルや見出しに興味を引く工夫をする。
- タイトル
- 検索結果画面で目立つように、ターゲットキーワードを含めた魅力的なタイトルを作成する
- タイトルの文字数は32文字を目安にする
- 32文字を超えると、検索結果の一覧表示の際に後半が表示されなくなってしまう
- Googleの仕様変更でタイトルの文字数も変更になる可能性もあるが、32文字以内に収めることを意識する
- メタディスクリプション
- 記事を作成したら、記事内容を簡潔に要約し、クリックを促す説明文を設定する
- メタディスクリプションを設定すれば記事を開かなくても自分に必要な情報かどうかが分かる
本文で旅行先の魅力や特徴を具体的に伝える
本文では、旅行先の魅力や特徴を具体的に伝える。例えば、歴史や文化、名所やグルメ、体験やイベントなどを記載するとよい。
古い記事を定期的に更新し、最新の情報を反映させることで、検索エンジンと読者の両方に好印象を与える。特にトレンドに関連する記事は、情報の鮮度が重要である。
➡(詳細は、「戦略:旅行先の魅力や特徴を具体的に伝える」の項を参照して下さい)
一次情報や信頼できる情報源を活用
一次情報や信頼できる情報源を活用する。例えば、自分で旅行した体験談や口コミ、公式サイトやガイドブックなどを活用する。
➡(詳細は、「戦略:一次情報や信頼できる情報源を活用」の項を参照して下さい)
記事の構造や順序をわかりやすくする
それぞれの記事の中で、適切な場所に、関連ページに誘導するリンク(内部リンク)を貼り、ユーザーにおすすめの記事を案内すると良い。この内部リンクを活用すれば、用語なので説明を割愛できるので、記事を簡潔に記載することができる。その結果、記事の構造や順序を分かりやすくすることができる。
また、記事に関連する内容であれば、ユーザーは検索する手間を省いて、必要な情報にアクセスできる。つまり、内部リンクは情報を探す時間を短縮できるので、ユーザーにとっても役立つ。
視覚的に魅力的な画像や動画を挿入
視覚的に魅力的な画像や動画を挿入する。例えば、風景や建物、料理や人物など写真を挿入するとよい。
➡(詳細は、「戦略:視覚的に魅力的な画像や動画を挿入」の項を参照して下さい)
ページの読み込み速度に注意
ページの読み込み速度に注意する。例えば、画像のサイズやフォーマットを最適化する。
ページの読み込み速度を向上させることは重要である。ページの表示速度が遅いサイトは、ユーザーのストレスになり、読みにくいブログになる。画像を貼り付けすぎたサイトや、SSL化していないサイトは表示速度は遅くなるので要注意である。
逆に表示速度が速いサイトは、ユーザーがストレスなく、すぐに情報を得られる。それは、ユーザー体験を向上させ、検索順位を上げることができる。そのためには、画像の圧縮や不要なプラグインの削除、キャッシュの活用が有効である。
レスポンシブデザインに注意
レスポンシブデザインに注意する。例えば、スマホやタブレットでも見やすいレイアウトにするなどが挙げられる。
モバイルフレンドリーなデザインも必要である。スマホでの表示が最適化されていない場合、検索順位が下がる可能性がある。
被リンク獲得のために質の高い一次情報を発信
被リンクを獲得するために、質の高い一次情報を発信することが大事である。被リンクとは、外部のサイトから自分のブログに向けて設置されたリンクのことを指す用語である。
被リンクを受ける際のポイントとしては、下記のような点には注意が必要である。
- 自然な被リンクであること
- ユーザーが記事を気に入って、自分のブログにリンクを貼って紹介してくれること
- 被リンクの数が多いこと
- 記事を気にっている人が多くいること
- 質のいいサイトからの被リンク
- 自分の記事と内容的に関係性のあるブログから、被リンクをもらうこと
被リンクは、ブログのコンテンツがユーザーに評価された際に自然と増えていくものである。したがって、被リンク対策はほとんど必要はない。ひたすら人の役に立つ記事を書くことに専念すべきであると思う。
効果測定と改善
ここまで相当な労力をかけて完成させた大事なコンテンツである。公開した後は一息つきたいところであるが、実は記事コンテンツは「公開したら終わり」ではない。公開しただけでは検索結果で上位になれるわけではないからである。記事コンテンツの上位表示を実現するためには、公開後のプロセスも重要である。
定期的にKPIを測定
公開した記事がどのような結果になっているのか、定期的に効果測定する。コンテンツSEOで狙いたいのは「検索結果で上位表示」なので、キーワードで検索して自分のコンテンツがどの順位にあるのか分析する。
ただし、一つひとつのキーワードを打ち込んで検索結果ページをチェックしていくのは大変な作業である。そこで検索順位チェックツールを活用する。ツールを使うことで現在の検索順位だけでなく、過去の順位の変動なども確認することができる。
- アクセス解析ツールの活用
- GoogleアナリティクスやSearch Consoleを使い、キーワードごとの流入数や離脱率を確認する
- PV数:そのページがどのくらい見られているか
- オーガニック検索(自然検索)流入数:検索エンジンでの検索でどのくらいの流入があったか
- 流入キーワード数:そのページに流入してきたユーザーがどんなキーワードで検索してたどり着いたのか
- 競合分析
- 競合サイトを分析し、差別化されたコンテンツを作成する
- 上位表示されている競合記事を分析し、網羅性や独自性を高めたコンテンツを作成する
- チェックリストやテンプレートなど、読者が具体的に行動できる要素を追加する
検索順位などのKPIを定期的に測定すると「なかなか順位が上がってきていない」「狙っていたキーワードでの流入が少ない」などの課題を見つけることができる。課題が見つかれば、リライト(書き直し)などの改善策を講じやすくなる。
必要に応じてリライトをする
コンテンツのSEO効果を高めるために、リライト(書き直し)をすることもある。効果測定で目標値と実際の数値がかけ離れていれば、コンテンツをリライトしてブラッシュアップすることが必要である。
時代や流行によってユーザーニーズが変動することもあるので、そのときに合わせてコンテンツ内容を書き換えたり書き足したりし、ユーザーにとって有益な情報を発信し続けることが大事となる。
次のブログ記事の作成に活かす
コンテンツSEOのノウハウは、次の記事の作成にも活かしていく。良質な記事を提供し続けることが、自分のWebサイトの高評価にもつながる。
コンテンツSEOを成功させて自分のブログWebサイトを成長させるためには、継続性が何より大切である。
SEOツール
Googleが無償で提供しているSEOツールを下表にまとめてみた。
Google Analytics |
キーワードからオーガニックページビューまで、ビジネスがSEOのパフォーマンスを監視・改善するために使用できる貴重なデータへの洞察を提供する。したがって、SEOに使用する必要のあるツールといえる。 |
Googleモバイルフレンドリーテスト |
Googleがコンテンツ・ページをモバイルフレンドリーかどうかを判断してくれるツールである。 ツールが「いいえ」と表示した場合、そのページはモバイル検索結果に表示され、モバイルフレンドリーな他のサイトの同様のページが優先される。 |
Google PageSpeed Insights |
Googleが提供するPageSpeedInsights(PSI)ツールは、モバイルデバイスとデスクトップデバイスの両方でページのWebパフォーマンスを識別して報告し、そのページを改善する方法についての提案を提供する。 Official Web Site:https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/ |
Google検索コンソール |
Google Search Consoleは、検索結果でWebサイトの外観を監視およびトラブルシューティングするためのGoogleの無料ツールである。 Googleが対象サイトをクロールして見つけた技術的なエラーを修正したり、サイトマップを送信したり、バックリンクを表示したり、あるいは新しいコンテンツや更新されたコンテンツのインデックスの再作成をリクエストしたりできる。 |
GoogleXMLサイトマップ |
検索エンジンがサイトのインデックスを作成するのに役立つ特別なXMLサイトマップを作成するためのWordPressプラグインである。 どのWebページをクロールするかを完全に制御できる汎用性の高いソリューションである。 プラグインは、WordPressで生成されたすべての種類のページとカスタムURLをサポートする。 さらに、新しいコンテンツに関する投稿を作成するたびにすべての主要な検索エンジンに通知する。 |
GoogleAnalyticsリファラースパムキラー |
Google Analytics Referrer Spam Killer、最高のスパムドメイン除外の1つである。 提供されている35以上のフィルターからフィルターを選択するだけで、これらのフィルターはスパムボットからのトラフィックを除外してくれる。 |
Google Rich Results Test |
Rich Results Testは、構造化データを検証し、場合によってはGoogle検索の機能をプレビューするために使用される効果的なツールである。 |
Googleトレンド |
キーワードがより多くの人気を得ているかどうかを知ることができる。 このステップをスキップすると、死にかけているキーワードを中心にページを最適化するリスクがあるという。 |
Googleロケーションチェンジャー(SERP) |
この便利なツールは、特定の地域のSERPを表示してくれるらしい。 |
GoogleSERPプレビューツール |
SmartSearch Marketingは、SEOプロセスを簡素化するために、無料のGoogleSERPプレビューツールを作成した。 Google SERPをプレビューして、タイトルタグ、メタディスクリプション、およびURLの最適化を改善してくれる。 |
YoastSEOプラグイン |
Yoast SEOは、サイトが最高の技術的SEO基準を簡単に満たすことができる有名なWordPressプラグインの一つである。 キーワードの最適化、読みやすさのチェック、ページプレビュー、重複コンテンツの防止、その他のコンテンツの洞察など、多くの優れた機能を提供してくれる。 提案/推奨事項に重点を置く必要がある場合でも、それは最適ではない。 |
Gookey |
ブロガーのためのキーワード調査ツールである。 SEOツールを必要としているのは高レベルの組織だけではない。 ブロガーもそれらを必要としている。そしてGookeyはブログ中心のキーワード研究に焦点を合わせた数少ないツールの1つである。 |
あとがき
ブログ記事を検索上位に表示させるための戦略と戦術を考えることは、リベラルアーツの学習に大いに繋がると思う。その理由は、このプロセスには技術的なスキルだけでなく、多角的な思考や分析力、創造性、そして人間の行動や社会的な文脈の理解が求められるからである。
リベラルアーツとの繋がり
- 論理的思考と分析力の向上
- SEO(検索エンジン最適化)戦略を立てる際には、データ分析(キーワードリサーチ、検索ボリュームの把握)やアルゴリズムの理解が求められる
- これらは論理的な思考力を鍛える良い機会となる
- どのキーワードが効果的かを分析するプロセスは、科学的なアプローチと通じるものがある
- 多角的な視点の融合
- コンテンツを上位に表示させるためには、読者の関心やニーズを深く理解し、それに応じた内容を作る必要がある
- これは心理学や社会学と密接に関連する
- 検索エンジンのアルゴリズムを理解することは情報科学の領域と結びつく
- 創造力と表現力の活用
- 魅力的で価値のあるコンテンツを作成することは、文章表現力やデザイン、ビジュアルアートのスキルを必要とする
- これらはリベラルアーツが重視するクリエイティブな能力を伸ばす
- 倫理的視点の強化
- 上位表示を目指す過程では、誤った情報やクリックベイトを避け、公正で信頼できるコンテンツを提供する責任が問われる
- このような倫理的な判断は、リベラルアーツの核心的なテーマといえる
学びを深めるための具体例
- リサーチスキルの向上
- キーワード分析や競合サイトの研究を通じて、データを収集・分析するスキルを磨ける
- これは科学的探究や歴史的文献研究と似たプロセスである
- コミュニケーションの改善
- SEOを意識して書かれるコンテンツは、明確で簡潔かつ読者に響く内容である必要がある
- これにより、読者に分かりやすく伝えるスキルが向上する
- デザインとユーザー体験
- 見やすいレイアウトや視覚的なアクセント(画像やインフォグラフィックなど)を通じて、視覚芸術やデザインの基礎を応用できる
- 持続的改善のマインドセット
- ブログ記事のパフォーマンス(CTRや滞在時間)を追跡し、改善策を講じるプロセスは、学びと実践のサイクルを大切にするリベラルアーツの精神と一致する
社会との繋がり
ブログ運営は、単なる個人の活動にとどまらず、社会や他者との接続を生むプラットフォームとなる。検索上位に表示されることで、広範な読者層と対話を始めるきっかけにもなり、影響力を持つ情報発信者としての役割を担うことができる。
ブログ記事のSEO戦略を考えることは、技術、表現、分析、倫理など多様なスキルを統合し、実社会に役立つ形で活用するというリベラルアーツの精神そのものと言えるかも知れない。