カテゴリー
シニア世代の生活 趣味 運動系脳を鍛える

シニア世代は何を楽しみとして日々生活しているのか

はじめに

最近、「人生100年時代」という言葉をメディアで耳にする機会が増えたように思う。世界中で長寿化が進んでいるが、特に日本ではその傾向が顕著であるようだ。

この「人生100年時代」を私たちシニア世代は健康的に生き抜く必要がある。「健康寿命」という用語があるように、私たちにとっては継続的な医療や介護に依存しないで、健康で、自立した生活ができる期間と、いわゆる「寿命」との差ができるだけ小さい方が良い。日常的・継続的な医療や介護に依存して生きる期間が長引くことを望む者は誰もいないと思う。

私の知り合いで、私より高齢なのに私よりも元気に活動的な人がいる。その豊富な経験と知識を活かし、充実した日々を過ごしている。ちょっと羨ましい気になったりもする。

あるメディアのアンケート調査(シニア世代の興味)では下記のようなシニア世代の暮らしぶりの一端が垣間見えた。

  1. 旅行 (45.3%)
  2. テレビ・ドラマ (39.9%)
  3. グルメ (28.1%)
  4. 映画 (25.9%)
  5. 読書 (22.3%)
  6. スポーツ (20.8%)
  7. 音楽・楽器 (20.7%)
  8. 健康 (19.4%)
  9. 子ども・孫 (16.7%)
  10. ガーデニング・家庭菜園 (15.9%) 

やはり旅行や趣味に関心が高いようである。なかでも旅行は半数近くのシニアが興味をもっているという結果である。確かに私が出かける旅行先でも私と同年配や私より高齢のシニアが多い。もっとも私が出かけるのは平日が多いので、現役世代が少ないということもあるが、それにしても旅行を楽しんでいるシニアは多いと言える。旅行は、新しい場所を訪れ、文化や歴史を体験して楽しめるので当然と言えば当然である。

アンケート調査では、テレビドラマや映画、読書やスポーツ、音楽・楽器、ガーデニング・家庭菜園などの趣味にも関心が高いようだ。私たちシニア世代は、現役世代と違い、毎日が日曜日のようなものなので、趣味に費やせる時間も豊富にある。これも当然の結果であろう。これら趣味人のなかには、きっと絵画や手芸などのクリエイティブな活動に打ち込む人もいることだろう。

グルメに関心がある一方で、健康に関心が高いシニアもいる。彼らは、きっとウォーキングやヨガなど、健康維持のための運動を楽しんでいるに違いない。

このアンケートの上位10位内にはランクインしていないが、ボランティア活動やコミュニティのイベントに参加し、社会的なつながりを維持するために社会活動に積極的なシニアもいることだろう。また、新しいスキルや知識を学ぶことに挑戦、例えば、語学や楽器の習得などにチャレンジする学習意欲の高いシニアもきっといるはずである。

このようにシニア世代の楽しみは多岐にわたる。多くの人々は、人生の豊かさや新しい経験を追求しているようだ。私も負けじと(決して競争意欲があるわけではなく、単に)、シニア時代を有意義に過ごしたいと思う。さて、どんなふうに楽しもうか?

目次
はじめに
ガーデニング
バードウォッチング
写真撮影
温泉地への国内旅行
ブログ作成
読書
あとがき

ガーデニング

私がサラリーマン生活をリタイアした後、田舎町で一人暮らしをしている理由の一つは、趣味のガーデニングを続けるためであると言ってよい。ガーデニングをするには、それなりの庭が必要であり、神戸市中央区で庭付き戸建てを購入するは私の収入では無理であり、それならばと現役時代はほとんど住んでいなかった三重県名張市にある自宅で一人暮らしをすることを選んだ。妻を誘ったが丁重に断られたので、結果として一人暮らしをすることになったのが実態であるが、今となってはそれは問題ではない。

現在、私は誰にはばかることなく、ガーデニングを満喫している。ガーデニングの魅力は、別稿に記載しているので本稿では割愛する。


バードウォッチング

バードウォッチングは、私がサラリーマン生活をリタイアした後に一人暮らしを始めるのとほぼ同時ぐらいに始めた、私にとっては比較的新しい趣味である。

幸いなことに私が一人暮らしをしている自宅から徒歩15分以内という比較的近い場所に「桔梗の森公園(桔梗が丘10号公園)」ある。この公園は、住宅街のほぼ中央に位置しながら、自然豊かな森林公園であるため種々の野鳥が観察できる。この「探鳥地」が近くにあるおかげで、私は散歩を兼ねたバードウォッチングを比較的容易に楽しむことができている。


写真撮影

写真撮影は、私が社会人になった頃からの趣味であるため、かれこれ45年も経過する。写真撮影技術の腕前はそれほど上達していないので、もっまらカメラとレンズの高機能におんぶにだっこであると言って良い。

一眼レフカメラを抱えてヨーロッパアルプスのシンボルとされるマッターホルンや、モンブランなどの名峰を望みながら周辺の山をトレッキングできていた頃が懐かしい。当時、山岳カメラマンになりたいと真剣に考えたこともあるが、今となっては夢のまた夢である。現在は、日本アルプスに登山することもままならない体たらくで、我ながら情けない。

被写体を山岳とした山岳写真は諦めるとして、現在は棚田や水車がある日本の原風景や、秋の紅葉写真に加え、桜や梅、お花畑などの風景を被写体として風景写真を撮ることが多くなっている。妻と一緒に参拝する神社仏閣の写真も多いかも知れない。

今は、時間的余裕もあることから、地元の夏祭りや秋祭りなどの写真撮影にも興味を持ち、出かけて行くことが多くなった。

写真撮影技術の観点からは、ホタルの乱舞写真、星空撮影、夜景などの撮影に興味を持って取り組んでいる。また、バードウォッチングを兼ねた野鳥撮影も楽しんでいる。


温泉地への国内旅行

私は和食が好きで、和食以外の料理にはあまり関心がない。グロテスクな食材を使用した料理は全く無理である。好奇心は比較的強い方ではあるが、こと自分の口に入る料理に関してはすこぶる臆病である。焼き肉屋に入っても、カルビー以外は食べない。

だから、海外に行って一番困ることが食事である。若い頃は、美味いビールやワインに合うソーセージやハム、チーズなどのつまみさえあれば、それで十分であった。しかし、飲酒もあまりしなくなった今は海外旅行にあまり興味がない。まだ見たこともない世界の絶景を観てみたい気持ちがあるにはあるが、その道中での食事や、飛行機や列車での移動がおっくうになっている。

だから私にとって旅行と言えば、自家用車で行ける国内旅行が主であり、妻には申し訳ない気持ちもある。しかし、今さら年一度の海外旅行に大金を費やすなら、国内の温泉旅館で温泉に浸った後に料理長自慢の和食に舌鼓を打つ旅行を何度も楽しみたいと考えてしまう。

インバウンドという用語を聞かない日がないほどに日本を訪れる外国人観光客が多くなっている。円安の影響もあるのかも知れないが、日本に訪れる外国人観光客が多いことを国内観光地で実感する機会が増えている。今では、静寂を求めて、外国人観光客が少ない観光地や日本旅館を探すのが私の旅プランとなっている。


ブログ作成

ブログを作成し、投稿することも楽しい趣味である。自分の考えや経験を共有することで他の人と繋がることができるし、ライティングスキルも向上する。さらに、特定のトピックについて深く掘り下げて調べることで、知識も広がるという効用がある。

書くことは考えることに通じることが多い。文章を書く過程で、自分の考えやアイデアを整理し、明確に表現するために考えることが必要になる。だから、書くことは脳のトレーニングになるし、自分の考えを深めるのにも役立つと言える。書くことで新しい発見や気づきを得ることもできるのである。

ブログ作成は、シニア世代にも素晴らしい脳トレーニングになると私は思っている。何故なら、文章を書くことで、記憶や思考力を鍛えることができるし、新しいトピックについて調査したり情報を整理したりすることで脳を活性化させることができるからである。さらに、自分の経験や知識を他の人と共有することで、コミュニケーション能力も向上する。


読書

読書こそシニア世代にとって手軽で、天候に左右されず、いつでもできる楽しい趣味はない。サラリーマン生活を送っていた頃の読書の対象はビジネス書が主であったが、リタイアした後は文学書も対象にできるゆとりがある。時間的ゆとりと相まって、興味のあるもの全てが読書の対象になることはこの上ない喜びであると言えよう。

また、読書もシニア世代の素晴らしい脳トレーニングになると思っている。読書を通じて新しい情報を学び、記憶力や思考力が向上するので、きっと認知機能の向上も期待できるはずである。

また、読書にはリラックス効果があり、ストレス軽減するのに役立つと言われている。

さらには、読書を続けることで、新しい言葉や表現を学び、語彙が豊かになる。パソコン(特にワープロソフト)を使って文章を作成するようになって以降、読める漢字数に比べて書ける漢字数が格段に増えたように思う。逆説的かも知れないが、読める漢字数を増やすことで、相対的に書ける漢字数も増やしたい。

現役時代はビジネス書ばかりを読んでいたので、これからは小説などの物語を通じて他人の視点を理解し、共感力が向上することにも期待したい。


あとがき

結局のところ私たちシニア世代の楽しみは、各人それぞれの趣味を満喫することだと言えるかも知れない。人それぞれが異なる価値観を有するように、人それぞれには楽しみとする趣味が異なる。

私は、若い頃は登山やスキー、社会人になってからはテニスやゴルフにも手を出していたが、これらの中に現在も趣味だと胸を張れるものはない。その要因は、体力不足であることが大きいが、それらの趣味は付き合いで始めたものであり、付き合いがなくなり、同行者がいなくなってしまった今では不要なものとなっているからである。現在、私に残された趣味は一人で実行可能なものばかりである。そのことがその証左と言ってよい。私と同じシニア世代でテニスやゴルフを続けている方々は本当にそれらが好きで、同行者にも恵まれているのだと思う。

私の現在の趣味を俯瞰した場合、写真撮影が現在の私の趣味の中心にあることが分かる。ガーデニング、バードウォッチング、国内旅行やブログ作成は、写真撮影とも強く関連している。ガーデニングでは四季折々の植木や花木の様子を写真で記録している。バードウオッチングでは、私は双眼鏡よりもカメラで野鳥を追いかけることが多い。珍しい野鳥はそのまま写真に収められるからである。旅行先の景勝地での写真撮影は旅行の楽しみの一つになっている。このように私の写真撮影の被写体は、ガーデニング、バードウォッチングや国内旅行から提供されていると言って良い。そして撮った写真はブログ作成に役だっている。

唯一、読書だけは写真撮影とは関連がない。その理由は、読書だけは私が幼い頃からの唯一続いている趣味であるからである。


【関連記事】
シニアの健康に役立つ栄養バランスの良い食事とは?
重篤疾患の発症リスクが高くなる7つの悪習慣とは? 
喫煙者が喫煙する理由は?禁煙できない理由は何か?
生活習慣病に該当する病気は?生活習慣の改善とは?
リタイア後は田舎での一人暮らしをお薦めしたい理由
森林浴を兼ねて楽しみたいバードウォッチング事始め
シニア世代の最適な趣味として真剣に選んだ趣味は?