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六甲高山植物園で森林限界を越えた高山植物に出会う

はじめに

高山植物とは、一般には森林限界より高い高山帯に生えている植物のことを指す。広義には高山帯だけではなく亜高山帯に生育する植物も含める。尚、森林限界とは高木が生育できず森林を形成できない限界線を指す。(引用:ウィキペディア)

高山植物」の定義を考える上で、重要なキーワードは森林限界、すなわち気候である。森林限界は緯度によって異なる。この森林限界を越えた場所にでも生育することができる固有の植物を高山植物というのであって、単に高山に生育する植物を高山植物と呼ぶわけではないことを理解する必要がありそうだ。

当然ながら信州や九州の山々で高山植物を探そうとすれば森林限界を越えた標高の峰々に登らなければならない。しかしながら、北海道では平地や海岸でも高山植物を見ることができるという。

その理屈からすれば高山に登山しなくてももっと容易に高山植物に会える場所があるはずだ。それを実現している植物園の一つが六甲高山植物園であるといえる。

目次
はじめに
六甲高山植物園
六甲高山植物園で見れる高山植物
チングルマ
レブンソウ
オニユリの一種
セイヨウウスユキソウ(エーデルワイス)
コマクサ
シチダンカ
ニッコウキスゲ
ツバメオモト
ヤマホタルブクロ

六甲高山植物園

六甲高山植物園(神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150)は、海抜865 mの六甲山頂付近に位置する。

六甲高山植物園

北海道南部に相当する冷涼な気候を生かして、世界の高山植物や寒冷地植物、六甲自生植物、山野草など、約1,500種が野生に近い状態で栽培されている。


六甲高山植物園で見れる高山植物

六甲高山植物園には何度か行っているが、デジタル画像があまり残っていない。写真に撮ることよりも珍しい高山植物を探すことに夢中になっていたためだろうと思う。ごく一部であるが写真を添付する。


チングルマ

花が咲き終わった後のチングルマ(六甲高山植物園で撮影)
花後の形が子供の風車「稚児車(ちごくるま)」に似ていることが名の由来とされる

レブンソウ

レブンソウ(六甲高山植物園で撮影)

オニユリの一種

オニユリの一種(六甲高山植物園で撮影)

セイヨウウスユキソウ
エーデルワイス

セイヨウウスユキソウエーデルワイス)(六甲高山植物園で撮影)

コマクサ

コマクサ(六甲高山植物園で撮影)

シチダンカ

シチダンカ(六甲高山植物園で撮影)
六甲山で再発見された幻の八重咲きのヤマアジサイ(開花時期:6~7月

ニッコウキスゲ

ニッコウキスゲ は、百合のようなラッパ状の花弁はつけるが、ユリ科ユリ属の植物ではなく、ユリ科ワスレグサ属の植物であるという。

ニッコウキスゲ(六甲高山植物園で撮影)

直径7センチ程度の花弁で、黄橙色をしている。朝開いて夕方にはしぼむ不思議な花である。

六甲高山植物園(神戸市灘区六甲山町北六甲)

私は、車山高原に咲くニッコウキスゲの群落が好きだ。恩師と散策した遠い昔の若かりし日のことが思い出されるからである。


ツバメオモト

ツバメオモト(六甲高山植物園で撮影)


ヤマホタルブクロ

ヤマホタルブクロ
(六甲高山植物園で撮影)
ヤマホタルブクロ
(六甲高山植物園で撮影)

【参考資料】
六甲高山植物園 | 神戸・六甲山 公式おでかけサイト
六甲高山植物園 – Feel KOBE 神戸公式観光サイト