はじめに
いつか自分のビジネスを始めたい、アイデアはあるけど、どう形にすればいいのか?そんなとき、事業計画が役に立つ。
事業計画とは、夢を現実にするための“地図”のようなもの。 本稿では、はじめての方でも安心して取り組める事業計画の立て方を簡潔にガイドしたいと思う。
事業計画とは?
事業計画とは、「どんなビジネスを、どうやって、どこまで成長させるか」をまとめた設計図のことである。 自分の頭の中を整理するだけでなく、資金調達や仲間集めにも欠かせない大切なツールである。
事業計画の立て方
① ビジョンとミッションを明確に!
まずは「なぜこの事業をやりたいのか?」を言葉にしよう。 私たちの想いや社会的な意義が、計画全体の軸になる。
例:「地域の伝統工芸を次世代に伝えるためのワークショップを開きたい」
② 誰に、何を届けるのか?(ターゲットと提供価値)
- ターゲット:
- どんな人に届けたいか?
- 年齢・性別・ライフスタイルなど
- 提供価値:
- その人にとって、どんなメリットがあるのか?
例:「子育て中のママに、安心して使える無添加スキンケアを届けたい」
③ 競合と差別化ポイントを整理!
同じようなサービスや商品はあるか? その中で、自分の強みや独自性はどこにあるかを明確にしよう!
④ 売上とコストの見通しを立てよう(収支計画)
- 初期費用(設備・仕入れ・広告など)
- 月々の固定費(家賃、人件費など)
- 収益モデル(どうやって利益を出すか)
難しく考えすぎず、ざっくりでも数字にしてみることが大事!
⑤ スケジュールと目標を立てよう
「いつまでに何をするか?」を時系列で書いてみよう。 半年後、1年後、3年後…と、成長のイメージを描くことがポイント!
全体構想の明確化
- 事業を構想した動機、背景を明確にする
- 関連する業界の既存事業との相違性(強み、弱み)を明確にする
- 事業の社会的意義、将来性を明確にする
- 事業を貫くポリシーを明確にする
事業内容の明確化
- 提供する商品・サービスの具体的な内容について明確にする
- 対象となる顧客・市場、顧客開拓の具体的手段を明確にする
- 販売方法、サービス提供の具体的方法、施設の特色を明確にする
- 競合、関連する事業に対する強み、特色について差別化する
- 資金計画、収支計画等、その裏付けデータを明確にする
計画実現可能性の明確化
- 事業を実現するための具体的手段、プロセスの提示する
- 想定される問題点、弱みは何か?その克服手段を明らかにする
- 協力者・支援者を開拓してゆくための方策を明確にする
事業採算見通しの明確化
- 資金計画、損益計画を作成する。
損益計画は月別に最低1年間、年次計画で3~5年ぐらい作成。
事業が計画通りにいかなかった場合の対策についても熟考する。 - 開業までのスケジュールを明確する。
- できる限り必要最小限度の費用で創業できる事業計画を立案する。
事業計画書の作成
事業計画書は、起業の方向性や創業者の考えのほか、起業を成功させるための行動プロセスなどを言語化し、書類にまとめたものである。
事業計画書を書くと頭の中が整理され、起業の成功に向けて足りないものや余計なもの、より良いアプローチの仕方などを可視化することができる。
具体的には、次に挙げるような内容について検討し、記載する。
- 事業の内容
- 起業する業界と、展開する事業の内容を決定する
- 想定する顧客
- 提供する製品やサービスの対象となるユーザー像を具体的にイメージして、記載する
- 年齢や性別から家族構成、職業、趣味などに至るまで細かく想定したペルソナを作っておくと、マーケティングの戦略策定の際にも活用できる
- 競合他社の強みと自社の優位性
- 競合他社の強みを洗い出した上で、自社の製品やサービスの優位性について客観的なデータとともに記載する
- 資金計画
- 起業にはお金がかかる。オフィスの賃料、設備費、什器費など、設備資金と運転資金について細かな見積もりを算出しておく
- 損益計画、収支計画
- 事業計画書通りに事業を進めた場合に、予想される売上高や損益を検討する
事業計画は見直しが大切!
最初から完璧な計画でなくて大丈夫! 実際に動きながら、何度も見直していくことで、本当のビジネスが育っていく。
あとがき
夢に向かう私たちシニア世代へ
事業計画は、私たちの夢を他の人に伝える“言葉の地図”。 しっかり描けば描くほど、共感や応援が集まりやすくなる。
「やってみたい」という気持ちがあるなら、それがもう第一歩! さあ、一緒に夢の地図を描いてみよう!