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知れば食べずにいられない!草餅と焼餅の魅力とこだわり

はじめに

梅の花に誘われて梅林公園を訪れた時、沿道の売店から香ばしい香りが漂ってくるとつい食べたくなる、あの懐かしい香りと味。 春の香りを運ぶ「草餅」と、香ばしさがたまらない「焼餅」。 どちらも昔ながらの和菓子だけど、実はそれぞれに深い歴史とこだわりが詰まっている。

草餅焼餅は、どちらも日本の伝統的な和菓子や食文化に根ざしたものである。本稿では、そんな草餅と焼餅の魅力を、ちょっとしたウンチクとともに取り上げたいと思う。

目次
はじめに
草餅とは?
つきたてのもち米がポイント
和菓子屋の餡の工夫
季節感が楽しめる和菓子
焼餅とは?
炭火と焼き網の技術
醤油との黄金コンビ
地域ごとの食べ方
草餅と焼餅、どっち派?
あとがき

草餅とは?

草餅【くさもち】は、日本の伝統的な和菓子のひとつで、よもぎ)という香りの良い野草を使ったお餅である。

春の訪れを告げる“よもぎ”の香り

草餅といえば、あの鮮やかな緑と、ふわっと広がるよもぎの香り。 実はこのよもぎ、古くから薬草として親しまれてきた植物で、ビタミンやミネラルが豊富に含まれている。春に採れる新鮮なヨモギを使うと、香り高い草餅が作れると言われている。

  • よもぎの効能:
    • 食物繊維やビタミンが豊富で、冷えや胃腸にもやさしい!
  • 春の風物詩:
    • 新芽が出る春に摘んだよもぎを使うことで、香りが格別なものに!

草餅は、自然の恵みをそのまま味わう和菓子と言えるかも知れない。

こだわりポイント:

  • よもぎは手摘み&下処理が命。アク抜きの仕方で風味が変わる!
  • もち米と上新粉の配合で、もっちり感と歯切れのバランスを調整。
  • 中のあんこは粒あん派?こしあん派?地域やお店で個性が出る!

つきたてのもち米がポイント

草餅の基本はもち米から作る柔らかい餅生地である。よもぎを茹でて刻み、生地に混ぜ込むことで、しなやかで香り豊かな仕上がりになる。機械で作る場合もあるが、手作業でついた餅は格別であるとされる。


和菓子屋の餡の工夫

草餅に包まれる餡(あんこ)は甘さ控えめなこし餡が一般的であるが、好みに応じて粒餡や塩味を効かせたものもある。餡が甘すぎるとよもぎの風味が負けてしまうため、絶妙なバランスが求められる。


季節感が楽しめる和菓子

草餅は、特に春の季節感を感じる一品である。昔から春の若芽を食べるという意味を持ち、邪気を払う食べ物とされてきたという。そのため、ひな祭りやお彼岸の時期によく登場する。


焼餅とは?

焼餅【やきもち】は、お餅を焼いたシンプルで香ばしい和菓子や軽食のことを指す。

焼餅の魅力は、何と言っても焼いた時の香ばしい香りとカリッとした表面である。そして、中の柔らかい餅の対比が楽しめる食感の多様性であろう。これが特有の風味と満足感を生み出す。

香ばしさとモチモチの黄金バランス

焼餅は、シンプルながら五感を刺激する和のごちそうである。 焼き目の香ばしさ、パリッとした表面、そして中のとろけるような柔らかさ… まさに“焼く”という工程が生み出す魔法と言えるかも知れない。

  • 焼き方の違い
    • 炭火、網焼き、フライパン…火加減ひとつで食感が変わる!
  • 中身のバリエーション
    • あんこ入り、きなこまぶし、醤油だれで香ばしく…無限のアレンジが楽しめる!

こだわりポイント:

  • 焼く前に少し水をつけると、外はカリッと中はふっくらに。
  • 焼きたてをすぐ食べるのが一番!冷めたら軽くトースターで復活も◎

炭火と焼き網の技術

昔ながらの方法では、炭火や焼き網を使い、じっくりと餅を焼きあげる。炭火の遠赤外線効果で中心まで均一に熱が通り、外はこんがり、中はふっくらと仕上がる。この焼き方の微妙な火加減は経験と勘が物を言うとされている。


醤油との黄金コンビ

焼餅は醤油との相性が抜群である。特に、醤油を軽く塗りながら焼く「醤油焼き餅」は、日本の家庭や茶の間で親しまれてきた定番であるとされる。焦げた醤油の香ばしさが食欲をそそる。


地域ごとの食べ方

日本各地で焼餅の食べ方には個性があるという。例えば、岩手では磯辺焼き(海苔巻き)が定番で、九州では甘辛いタレを絡めて食べることもある。一方、東北地方ではずんだ餅として味噌や枝豆ペーストと合わせることもある。


草餅と焼餅、どっち派?

草餅

  • 季節感:春の訪れを感じる
  • 香り:よもぎの爽やかな香り
  • 食感:もっちり&やわらか
  • 楽しみ方:お茶と一緒に、春の和菓子として

焼餅

  • 季節感:冬のぬくもりを感じる
  • 香り:焼き目の香ばしさ
  • 食感:外カリッ、中ふわっ
  • 楽しみ方:焼きたてをそのまま、または甘辛だれで

どちらも甲乙つけがたい魅力がある。 季節や気分に合わせて、食べ分けるのも楽しいかも知れない!


あとがき

草餅と焼餅はどちらも日本人にとって親しみ深い食品であり、それぞれの歴史と文化が詰まった味わい深い一品である。

素朴だからこそ、深くて美味しい

草餅と焼餅は、どちらも素材と手間を大切にする和の心が詰まったお菓子。 派手さはないが、ひと口でほっとするような、そんな力を持っている。

次に和菓子屋さんで見かけたら、ぜひその背景やこだわりにも思いを馳せてみたいと思う。 きっと、いつもよりもっと美味しく感じられるはずである。