はじめに
「焼酎っておじさんの飲み物でしょ?」なんて思っていませんか? 実は今、焼酎は若い世代や海外でもじわじわ人気が広がっているという。 その理由は、奥深い味わいと、自由な楽しみ方があるからである。
本稿では、そんな焼酎の魅力と、知ればもっと美味しくなるウンチクをたっぷり紹介したいと思う。
焼酎ってどんなお酒?
焼酎は、日本の伝統的な蒸留酒。 アルコール度数は日本酒より高めだが、糖質ゼロでスッキリ飲めるのが特徴!
大きく分けて2種類ある:
- 甲類焼酎(連続式蒸留焼酎)
- 製法:連続式蒸留機で何度も蒸留して、雑味を取り除いた高純度のアルコールを作る方法
- 特徴:無色透明でクセがなく、すっきりクリアな味わい。香りもほとんどないから、割り材との相性が抜群!
- 用途:チューハイ、レモンサワー、梅酒のベースなど、カクテル的な飲み方にぴったり
- 主な原料:糖蜜や穀類など、精製度の高い素材
- 乙類焼酎(単式蒸留焼酎)本格焼酎
- 製法:単式蒸留機で一度だけ蒸留。原料の風味や香りがしっかり残る伝統的な製法
- 特徴:芋、麦、米などの素材の個性が豊かに感じられる。香り高く、味わい深い、通好みの味わい
- 用途:ロック、水割り、お湯割りなど、素材の風味を楽しむ飲み方におすすめ
- 別名:「本格焼酎」とも呼ばれていて、地域性や季節感を楽しめるのも魅力
原料で変わる!焼酎の個性
焼酎の面白さは、原料によってまったく味が変わるところである!
芋焼酎(さつまいも)
香りが強く、甘くてコクのある味わい。 鹿児島や宮崎が本場で、焼酎好きの王道!
代表的な銘柄:
- 森伊蔵【もりいぞう】
- プレミアム焼酎の代表格。まろやかで上品な甘み
- 魔王【まおう】
- フルーティーで華やかな香り。女性にも人気
- 村尾【むらお】
- 力強いコクとキレのある味わい
- 黒霧島【くろきりしま】
- コスパ抜群の定番。黒麹仕込みでコク深い
- 赤兎馬【せきとば】
- 芋の甘みとスッキリ感のバランスが絶妙
おすすめ:
寒い夜にお湯割りで。香りがふわっと広がる。
麦焼酎(大麦)
クセが少なく、すっきり飲みやすい。 香ばしさと軽やかさのバランスが絶妙!
代表的な銘柄:
- いいちこ
- 軽やかで飲みやすく、初心者にもおすすめ
- 二階堂
- すっきりとした味わいで食中酒にぴったり
- 兼八【かねはち】
- 焙煎麦の香ばしさが際立つ個性派
- 中々【なかなか】
- 芳醇でまろやか、バランスの良い味わい
- 壱岐【いき】
- 長崎・壱岐島の伝統製法。米麹×麦の深みが魅力
おすすめ:
ロックや水割りで。食事にも合わせやすい!
米焼酎(米)
まろやかでやさしい味わい。 日本酒に近い風味で、初心者にもおすすめ!
代表的な銘柄:
- 白岳【はくたけ】しろ
- 熊本・球磨焼酎の代表。すっきりクリアな味わい
- 鳥飼【とりかい】
- 吟醸香のような華やかさ。日本酒好きにも◎
- 武者返し
- 米の旨みがしっかり。常圧蒸留の力強い味
- 吟香 鳥飼
- フルーティーで上品な香り。女性人気も高い
- 山翡翠【やませみ】
- 球磨焼酎の逸品。米の甘みと深みが絶妙
おすすめ:
常温やぬる燗で、じんわり味わってみてほしい。
焼酎の製法に関する豆知識
焼酎は「蒸留酒」だから、発酵させたもろみを蒸留してアルコールを抽出する。 特に本格焼酎は、単式蒸留機で一度だけ蒸留するから、原料の風味がしっかり残るのが特徴!
焼酎は「熟成」させることで味がまろやかになる。樽で寝かせた焼酎は、まるでウイスキーみたいな香りになることも!
焼酎の楽しみ方は無限大!
焼酎は飲み方の自由度が高いのも魅力!
- ロックでキリッと
- 水割りでまろやかに
- お湯割りで香りを楽しむ
- ソーダ割りで爽やかに
- 牛乳割りやコーヒー割りもあり!
自分好みの飲み方を見つけるのも、焼酎の醍醐味である。
あとがき
私が焼酎を初めて経験した(飲んだ)のは、社会人になってからであり、大分県中津市で約6ヶ月間、技術研修のために滞在していたときのことである。今では芋焼酎の方が好きではあるが、当時は芋焼酎の香り(臭い)が苦手で、麦焼酎のいいちこや二階堂を好んで研修先の先輩や上司と一緒に飲んでいた。今では懐かしい想い出になっている。
焼酎は知るほど美味しくなる!
焼酎は、素材・製法・飲み方……すべてに個性があって、まさに“味わう楽しさ”の宝庫である。 知れば知るほど奥深い。それらに気づけばあなたも焼酎にハマっているかも知れない⁉️