カテゴリー
故事・逸話

唯一無二のユニコーンと称される大谷翔平投手の活躍

MLBエンゼルスの大谷翔平投手は、2022年6月9日(日本時間10日)のレッドソックス戦で二刀流の活躍を見せ、チームの連敗を「14」でストップさせた。

大谷投手は、自身の4勝目(4敗)をかけ「2番・DH」で先発登板した。そして7回4安打1失点の好投を見せ、5登板ぶりとなる4勝目を挙げた。

打者としては5回裏の12号逆転2ランを含む4打数2安打2打点の成績であった。正に二刀流として大車輪の活躍を見せた。

当日は会社の休業日でもあり、ファンの一人としてテレビ観戦で「大谷劇場」を十分に満喫することができたのは幸せであった。


大谷翔平投手は、昨季、投手として9勝(2敗)、打者として46本塁打と投打でフル回転のシーズンを送った。

まさしく二刀流としての歴史的なシーズンを駆け抜け、MLBアメリカンリーグのMVPを含む数々の栄誉ある賞を受賞した。野球界だけでなく、日米を巻き込んで2021年度の「今年の顔」にもなった。

投球や打撃の記録だけでなく、投打で大きな離脱なく過ごしたことも称賛すべきである。1年通して体の強さを保ち、投打両方をこなしながら1年を締めくくることができたことに対して、多くの関係者からも称賛の声があがっていたが、それは当然のことだろう。

ある広報担当者は「他の選手たちは彼の姿を見て『スーパーヒューマン』だと思っていますね。彼のような選手はいません。ユニークです」と語っていた。

大谷翔平選手の同僚、ウォルシュ選手は、記者のインタビューに答えて、大谷選手のことを “伝説の生き物”に例えて次のように語っていた。

「彼は間違いなくユニコーンさ。それが唯一、彼について要約する方法かな。僕がショウヘイのことで一番尊敬しているのは、彼がやるべきことをどのように行っているかということ。天賦の才能は規格外だね。だけど、彼は怪我を含め、昨年上手くいかなかったことに対処している。彼がこのクラブハウスに毎日のようにもたらす一貫性こそが、おそらく僕が一番尊敬すること」。


大谷翔平選手がユニコーンに例えられたことに対して、私は最初少し嫌悪した。何故なら、ユニコーンのイメージに対して私はあまり良いイメージを持っていなかったからである。

しかしながら、急成長を遂げ、世界的に高い評価を得ている未上場(ベンチャー)企業のことをユニコーン企業と呼ぶことから、すぐに最高の褒め言葉だと理解した。

誰も見たことのない幻の一角獣・ユニコーンになぞらえられるなんて、大谷翔平選手はエリート集団のメジャーリーガーの中でも唯一無二の存在であるということだろう。

大谷翔平投手は、160キロの速球と魔球と呼ばれるスプリットを武器にエンゼルスのエースでもあり、主軸のバッターでもあるので二刀流Two-way player)と呼ばれる。

しかし、四球や敬遠で出塁すると果敢に盗塁を狙い、相手バッテリーの警戒をものともせずに昨年は26盗塁も成功させた。勿論、大谷翔平選手のホームランは期待しているけれども盗塁もまた楽しみである。

彼が出場する試合は本当にエンターテインメントとして楽しめる。コロナ禍にあって、唯一テレビ放映の有無と開始時刻を気にしながらテレビ観戦を楽しみにしていたと言っても過言ではない。

昨年の成績は十分に素晴らしかった。 昨年のような、又は昨年以上の活躍を思わず期待してしまうのである。昨年のような記録を1度でも達成できる人は決して多くはない。ましてや2年連続だなんて、強欲といわれかねないと自分でも思ってしまう。

しかしながら、ユニコーンの大谷翔平選手なら可能性は十分にあるのではないかと思ってしまうのもファン心理である。


唯一無二【ゆいいつむに】
ただそれ一つだけしかなく、二つとないもの。同じものを他に求めても得られないほど、貴重なこと。「唯一」も「無二」も、たった一つという意味。同じ意味のことばを重ねて語意を強調したもの。
引用:学研・四字熟語辞典
ユニコーン【Unicorn】
一角獣(いっかくじゅう)とも呼ばれ、額の中央に一本の角が生えた馬に似た伝説の生き物である。語源はラテン語の ūnus 「一つ」と cornū 「角」を合成した形容詞 ūnicornis (一角の)で、ギリシア語の「モノケロース」から来ている。非常に獰猛であるが人間の力で殺すことが可能な生物で、処女の懐に抱かれておとなしくなるという。角には蛇などの毒で汚された水を清める力があるという。海の生物であるイッカクの角はユニコーンの角として乱獲されたとも言われる。
引用:フリー百科事典 Wikipedia
ユニコーン企業【Unicorn companies】
急成長を遂げ、世界的に高い評価を得ている未上場(ベンチャー)企業のことを指す。『unicorn』の意味は、一角獣(ユニコーン)であるが、 英語圏では『起業年数が短く評価額高い企業』も『unicorn』のみで表すことが多い。 一角獣のユニコーンが話題になることはほとんどないので、経済関連の会話の中で『unicorn』が登場したら、ユニコーン企業を指していると考えるべきである。
ユニコーン企業は、評価額が10億ドル以上の未上場のスタートアップ企業。「創業10年以内」「評価額10億ドル以上」「未上場」「テクノロジー企業」といった4つの条件を兼ね備えた企業を指す。上場を果たすなどして、この4条件から外れればユニコーン企業ではなくなる。誕生する企業と退場する企業によって、その総数は絶えず増減し変動している。ユニコーン企業という言葉は、ベンチャーキャピタリストのアイリーン・リーが2013年に発案したもので、成功したベンチャー企業の統計上の希少性を表すために、神話的な幻獣のユニコーンを選んだ。ユニコーン企業の上位クラスには、デカコーン企業とヘクトコーン企業があり、デカコーン企業は100億ドル以上の企業に使用され、ヘクトコーン企業は1000億ドル以上の企業に使用される。
引用:フリー百科事典 Wikipedia
メジャーリーグベースボール【Major League Baseball, MLB
米国所在の29チームとカナダ所在の1チーム、計30球団からなる、世界最高峰のプロ野球リーグである。MLBは、1903年に発足したナショナルリーグとアメリカンリーグの2つのリーグの共同事業機構で、両リーグの統一的運営をしている。MLBの各チームはリーグごとに東地区、中地区、西地区に所属する。試合形式は、レギュラーシーズンとポストシーズンで構成される。最終的には各リーグの優勝チームによるワールドシリーズと呼ばれる優勝決定戦を行いワールドチャンピオンが決まる。レギュラーシーズンでは各チームが162試合を行い地区優勝を争う( 4月初旬~9月下旬)。10月初旬からポストシーズンがトーナメント形式で行われる。 各段階のトーナメントは、ディビジョンシリーズ、リーグチャンピオンシップシリーズ、ワールドシリーズと冠される。
引用:フリー百科事典 Wikipedia