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シニア世代の生活

【伊賀の国】暮らしやすい伊賀市と名張市の比較

はじめに

伊賀の国」は、かつての日本の地方行政区分で、現在の三重県西部、上野盆地一帯に該当する令制国の一つであり、東海道に属していた。「伊賀」は、現在でも三重県の伊賀地方を指す呼称として使われており、伊賀市と名張市を中心に構成されている。伊賀は、伊賀流忍者の発祥地として知られ、伊賀焼(陶器・炻器)や伊賀組紐の産地としても有名である。

私はシニア世代の仲間入りをしたのをきっかけに、サラリーマン生活をリタイアした後は、三重県の名張市桔梗が丘の自宅で過ごす日が多くなっている。特に、冬場の寒い季節を除くと、名張で過ごす日の方が多いかも知れない。そして、隣町である伊賀市にも出かける機会が増えている。現在の私のホームグラウンドは、「伊賀の国」と言ってもよいかも知れない。

目次
はじめに
伊賀市
人口と面積
経済と産業
生活環境
自然環境(観光名所)
交通アクセス
医療・福祉
生活の利便性
コミュニティ活動
安全・治安
まとめ
名張市
人口と面積
経済と産業
生活環境
自然環境(観光名所)
交通アクセス
医療・福祉
生活の利便性
コミュニティ活動
安全・治安
まとめ
あとがき

伊賀市

人口と面積

伊賀市人口は、約85,000人である。一方、面積は約558平方キロメートルもあるから、人口密度は約153人/km2となる。


経済と産業

伊賀市の主な産業は、工業と観光業であるため、伊賀市は工業都市および観光都市としての側面を持っているといえよう。


生活環境

伊賀市の公共施設としては、歴史的な建物や博物館が多く、文化的な施設が充実している。

また、教育環境としては、忍者に関する教育プログラムなどが提供されるなどユニークな点が特筆される。さすが伊賀流忍者の発祥の地である。


自然環境(観光名所)

伊賀市は、豊かな自然に囲まれており、四季折々の美しい風景を楽しむことができる。特に、ハイキングやウォーキングが好きな者には、自然の中でリフレッシュできる環境が整っていると言える。

伊賀市の代表的な観光スポットとして特に有名なのが伊賀上野城霊山寺である。

伊賀上野城のある上野公園内には伊賀流忍者博物館もあり、「忍者の里」としても有名な観光スポットとなっている。

一方、霊山寺は、珍しい大イチョウで有名な寺院である。


交通アクセス

伊賀市は、交通の便がやや不便で、特に公共交通機関としてJR、近鉄、伊賀鉄道などの交通手段があるが、電車の利用が限られていると言わざるを得ない。

一方、車で名阪国道を利用すれば、名古屋、大阪、京都などの大都市へのアクセスも良好となる。東名阪高速道路や新名神高速道路へのアクセスも容易である。車があれば、伊賀市は比較的便利である。


医療・福祉

伊賀市には、シニア世代向けの医療施設や福祉サービスが充実している。地域の医療機関や介護施設が多く、安心して生活することができる。


生活の利便性

伊賀市は、生活に必要な施設が揃っており、買い物や日常の用事を済ませるのに便利である。特に、中心市街地にはスーパーや病院、銀行などが集まっている。


コミュニティ活動

伊賀市は、地域住民のコミュニケーションが盛んで、シニア世代向けのサークルやイベントが多く開催されている。新しい友人を作りやすく、地域社会に溶け込みやすい環境であると言えよう。


安全・治安

伊賀市は、比較的災害が少なく、治安も良好である。安心して暮らせる静かな環境が整っており、シニア世代にとっても安心して生活できる場所である。


まとめ

伊賀市は、交通の便がやや不便であるが、歴史的な建物や文化的な施設が多く、治安も良く、静かな環境で暮らすことができる。

伊賀市は、自然と利便性が調和した住みやすい街であり、シニア世代にとっても魅力的な生活環境を提供していると言える。


名張市

人口と面積

名張市人口は、約76,000人である。一方、面積は約130平方キロメートルしかないから、人口密度は約587人/km2となる。伊賀市と比べると約3.8倍も人口密度が高いが、豊かな自然が残る治安の良い「田舎」であることには変わりない。


経済と産業

名張市の主な産業は、住宅関連と農業であるため、名張市は住宅都市および田園都市としての側面を持っているといえよう。


生活環境

名張市は、公園や図書館などの公共施設が充実しているため、生活に必要な施設が揃っていると言える。

また、教育環境としては、学校や教育施設が整っているため、子育て世代に適していると言える。


自然環境(観光名所)

名張市は豊かな自然に囲まれており、赤目四十八滝や青蓮寺湖・香落渓などの美しい景勝地がある。四季折々の風景を楽しむことができ、ハイキングやウォーキングが好きな者には最適である。

名張市の代表的な観光スポットとして、特に有名なのが赤目四十八滝積田神社である。

赤目四十八滝は、美しい滝が連なる自然景観が魅力的である。

一方、積田神社は、奈良春日大社の奥宮とされる神社で、秋にはイチョウの葉の絨毯ができる参道が素晴らしい景観を見せることでも有名である。


交通アクセス

近鉄大阪線が名張市の市街地を走っているため、大阪や名古屋へへも約1時間で行けるなどアクセスが良い。特急列車も停車するため通勤や通学にも便利である。


医療・福祉

名張市にはシニア世代向けの医療施設や福祉サービスが充実している。地域の医療機関や介護施設が多く、安心して生活することができる。


生活の利便性

名張市は、生活に必要な施設が揃っており、買い物や日常の用事を済ませるのに便利である。特に、中心市街地にはスーパーや病院、銀行などが集まっている。


コミュニティ活動

地域住民のコミュニケーションが盛んで、シニア世代向けのサークルやイベントが多く開催されている。新しい友人を作りやすいので、地域社会に溶け込みやすい環境である。


安全・治安

名張市は、災害が比較的少なく、治安も比較的良好である。安心して暮らせる環境が整っており、シニア世代にとっても安心して生活できる場所と言える。


まとめ

名張市は、交通アクセスが良く、自然環境や公共施設が充実しているため、通勤や通学が便利で、子育て世代には適しているかも知れない。

名張市は、自然と利便性が調和した住みやすい街であり、シニア世代にとっても魅力的な生活環境を提供していると言える。


あとがき

伊賀市と名張市は、比較的災害が少なく、治安も比較的良好である。安心して暮らせる環境が整っており、シニア世代にとっても安心して生活できる場所であると言える。

また、伊賀市と名張市における市街地は、自然と利便性が調和した住みやすい街であり、シニア世代にとっても魅力的な生活環境を提供している。

冒頭にも書いたが、現在、私は名張市桔梗が丘で生活する日が多くなっている。その理由は、生活する上での不便を全く感じていないからである。むしろ神戸で生活するより、私には田舎暮らしの方が性に合っているかも知れない。

サラリーマン生活をリタイアした今だからこそ言える心境なのかも知れないが、田舎でのスローでストレスフリーな生活を一度始めてしまうと都会暮らしは苦痛に思えてしまう。


【参考資料】
伊賀市 (iga.lg.jp)
伊賀市/ニッポン移住・交流ナビ JOIN (iju-join.jp)
名張市公式ホームページ (nabari.lg.jp)
名張の概要・魅力|名張市移住・定住サイト なばり暮らし (nabari.lg.jp)