はじめに
昼間は全く平気なのに、夜になると何度もトイレに行きたくなる……そんな悩みをかかえていませんか?
実はこれ、「夜間頻尿」と呼ばれる症状であるかも知れない。最近、私自身がこの症状に悩まされることが続いている。
本稿では、夜だけトイレが近くなる理由と、その対策についてわかりやすく解説していきたいと思う。
夜間頻尿とは?
夜間頻尿とは、夜寝ている間に排尿のために1回以上起きる状態を指す。特に2回以上起きる場合は、生活の質(QOL)に影響を与えることもある。つまり、睡眠不足に陥ることが多い。
夜間頻尿の原因は?
夜間頻尿の原因は、実はさまざまであることが分かる。以下に、主なものを見ていくことにしよう。
但し、夜間頻尿の要因が複合的に絡み合うことも多く、個々の状況に応じた対策が必要であるとされる。
加齢による膀胱機能の変化
加齢とともに膀胱容量が減ったり、夜間に尿を濃縮するホルモン(抗利尿ホルモン)の分泌が減ったりすることで、夜間の尿量が増えることがあるという。
年齢とともに膀胱の柔軟性が失われ、少量の尿でも尿意を感じやすくなることもあるという。
また、抗利尿ホルモン(バソプレシン)の分泌が加齢により減少し、夜間の尿量が増えることがあるらしい。
水分やカフェインなどの多量摂取
寝る前に水分を多く摂ったり、利尿作用のあるカフェイン(コーヒー)やアルコール(お酒)を摂ると、夜間の尿量が増えてしまう。特に、夕方以降の摂取は膀胱を刺激し、夜間のトイレ回数を増やす可能性がある。
生活習慣病や疾患の影響
高血圧、糖尿病、心不全、睡眠時無呼吸症候群なども夜間頻尿の原因になることがある。また、利尿剤などの薬を服用している場合、夜間の尿量が増えることがある。
ストレスや睡眠の質の低下
眠りが浅くなると、ちょっとした膀胱の刺激でも目が覚めやすくなる。ストレスや不安も影響するらしい。
睡眠時無呼吸症候群や不眠症などの睡眠障害が、夜間頻尿を引き起こすことがあるという。
前立腺肥大(男性の場合)
前立腺が大きくなることで尿道が圧迫され、膀胱が完全に空にならないため、頻繁に尿意を感じることがある
夜間頻尿の対策は?
夜間頻尿を改善するには、まずは生活習慣の見直しから始めたい。
水分摂取のタイミングを工夫する
日中にしっかり水分を摂り、夕方以降は控えめにする。寝る直前の水分は特に注意!
カフェイン・アルコールを控える
コーヒーやお酒は利尿作用があるので、夕方以降は避けるのがベターである。
足のむくみ対策をする
日中に足がむくむと、夜にその水分が体に戻って尿として排出される。夕方に軽く足を上げて休むのも効果的であるらしい。
睡眠環境を整える
ぐっすり眠れるように、寝室の温度や照明、寝具を見直してみてはどうだろう。ストレスケアも大切である。
それでも改善しないときは?
生活習慣を見直しても改善しない場合は、泌尿器科や内科の受診をおすすめしたい。夜間頻尿は、体からのサインかもしれない。専門家に早めに相談すると安心につながる。
あとがき
夜だけトイレが近くなるのは、体のリズムや生活習慣、加齢などさまざまな要因が関係していることが分かった。 たかがトイレと思わずに、自分の体の声に耳を傾けてみることは重要である。
私の場合は、加齢による膀胱機能の変化が夜間のトイレ事情の原因であると思われる。何故なら、それ以外の原因は私には全く該当しないからである。
私の場合は、夜中に目が覚めた時に尿意を感じ、尿意を感じて目が覚めるわけではないようだ。その証拠に熟睡できた夜間はトイレに立つことなく朝の目覚めを迎えることもある。その違いがどこにあるのか知りたいと思ったことが本稿を書く動機である。
加齢による膀胱機能の変化は完全に止めることは難しいが、進行をゆるやかにしたり、機能を保つためのトレーニング法は存在するようだ。
骨盤底筋トレーニング
このトレーニング法は、いわゆる「膀胱体操」と呼ばれるものである。膀胱や尿道を支える筋肉=骨盤底筋を鍛えることで、尿意のコントロール力がアップするらしい。例えば:
- おしっこを途中で止めるような感覚で、肛門や尿道をギュッと締める
- 5秒キープして、ゆっくり緩める
- 1日10回×3セットを目安に!
このトレーニングには、座っていても寝ていてもできるという簡便さがある。
膀胱トレーニング
このトレーニング法は、排尿間隔の調整が目的である。頻繁にトイレに行くクセがつくと、膀胱が「少しの尿でも出したい」と思い込んでしまうこともある。そこで:
- トイレに行きたくなっても、少しだけ我慢してみる(最初は5分から)
- 徐々に排尿間隔を延ばして、膀胱の容量を回復させる
膀胱も筋肉の一部だから、使い方やケア次第で元気を保てるとは興味深い!
是非、試してみることにしよう。